有馬記念追い切りレポート2022[12/25(日)]【全頭調教評価記載】

中央競馬(重賞)追い切りレポート2022

有馬記念追い切りレポート2022[12/25(日)]【全頭調教評価記載】になります。

最終追い切り後の出走予定馬全頭の追い切り考察文を調教評価とあわせてわかりやすく記載していますので、各自の予想にお役立ていただければ幸いでございます。

当記事の信頼性

現在追い切りブログ運営歴4年以上。
ありがたいことに、当追い切りブログの総閲覧数は1,700万PVを突破しました。
追い切りを見始めてからはブログ歴以上の年数を重ねています。
最後に、初めて訪れてくださっている方に対して記事の信頼性を保たせるために、この1本だけリンクを添付させていただきます。
《参考》追い切りを見続けていなかったおそらく獲れていなかった1本です
≫2022年4月2日(土)阪神10R 仲春特別 ◎4.エーティーメジャー 1着 172.6倍(13番人気)

※F評価は間隔が詰まっていて時計を出せていない馬、調整が軽くて評価出来なかった馬に仮で付けている評価ですので、低い評価というわけではないということをご理解頂ければと思います。その場合は最終追い切りと前走時の調整過程を加味した上で評価します。

1 有馬記念追い切りレポート2022[12/25(日)]【全頭調教評価記載】
2 各追い切りピック4
3 調子指数
4 その他今週末行われる重賞レースの追い切りレポート
- 4.1 阪神カップ追い切りレポート2022[12/24(土)]【全頭調教評価記載】
5 今週末行われるレースの追い切り党の軸馬
- 5.1 有馬記念◎追い切り党の軸馬2022[12/25(日)]【最終結論記載】
- 5.2 阪神カップ◎追い切り党の軸馬2022[12/24(土)]【最終結論記載】

有馬記念追い切りレポート2022[12/25(日)]【全頭調教評価記載】

アカイイト

最終前:中5週 A
最終:栗坂良単走強め A+→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、1週前追い切りでは自己ベストに迫る好時計をマークしてきましたし、意欲的に追えているという点は良いなと思っています。ただ、まだ良化の余地は残されている段階にあるとみていますし、絶好時からは一枚落ちるイメージを持っていますので、あともうひと追いによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、坂路でこの馬なりに良く動けたと思いますし、状態は安定して高いレベルを推移していると思っています。絶好時との状態比較ではどうかも、展開次第で見せ場を作れるくらいの出来にはあるとみていますし、展開がハマれば怖い存在になり得る馬だと思っていますので、馬券には組み込んでおきたい1頭かなとみています。

アリストテレス

最終前:2ヶ月半 B
最終:栗坂良併せ先着馬也 B↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で乗り込み量は豊富ですし、負荷の度合いとしても十分かなという印象です。ただ、強調材料にはやや欠けるイメージですし、もう一つ良くなってきても良いのかなと思っていますので、最終追い切りによる上げ幅には注目したいです。その最終追い切りですが、凄く良いと強調こそ出来ないものの、この馬とすれば動けている方なのかなと思いますし、まずまずの仕上がりにはあると判断しています。ただ、絶好時からは一枚落ちるイメージですし、完調とまではいかないと思っていますので、現状でどれだけの走りが出来るのか注目です。

イクイノックス

最終前:2ヶ月 A ◆中間自己ベスト(美南W7F/美坂)
最終:美南W 良併せ先着強め A+→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用でここまで良く乗れていますし、追う毎に状態の方も上がってきているとみています。まだ上は望める馬だと思っていますが、1週前追い切りと週末追いで更に仕上がりは進んでくるとみていますので、最後のひと追いによる上昇度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、先週の段階ではまだ途上感がありそうだなと思って見ていたものの、今週の動きは素晴らしく良く見せてきましたし、このひと追いで態勢は整い切ったと判断しました。個人的にはデビューして以来1番の出来と言っても過言ではないくらいの状態にあるとみていますし、最初で最後となった中山競馬場で大敗を喫したアーモンドアイとは異なり、皐月賞でトリッキーなこの競馬場も経験済みですし、なおかつ2着に好走もしていますので、あらゆる面で特に大きな不安はなく挑めるの1頭なのではないかとジャッジしています。おそらく上位人気に支持されると思いますが、軸向きというイメージはありますし、人気でも◯対抗あたりの強めの印は用意したいなと考えています。

イズジョーノキセキ

最終前:中5週 A
最終:栗坂良単走強め A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で良く乗れていますし、既に前回よりも雰囲気は良さそうに映っています。とはいえ、まだ上昇の余地は残されている段階にあるとみていますし、絶好時からは一枚落ちるのが現状かなとみていますので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、坂路でこの馬なりに良く動けていますし、前回以上の気配は感じ取れています。個人的にはもう一つ良くなってきそうなイメージはあるものの、十分能力は出せる状態にあるとみていますので、この大舞台でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ウインマイティー

最終前:中5週 A
最終:栗P 良単走馬也 A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、ポリトラックコースとはいえ、かなりハードに追われていますし、一連の出来は保てているのではないかとみています。ただ、まだ完調手前という印象を受けていますし、良化の余地は残されている段階にあるとみていますので、1週前追い切りでビッシリと追った効果が、最終追い切りで少しでも見られれば良いなと思っています。その最終追い切りですが、ポリトラックコースとはいえ、良い動きを披露してくれたと思っていますし、前回と同じくらいか、それ以上の出来に仕上がったのではないかとみています。1週前追い切りのメニューがかなりハードでしたので、レース当該週は終い重点でも問題はないと思っていますし、休み明け3戦目で馬はしっかり出来ていると思っていますので、この大舞台でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ヴェラアズール

最終前:中3週 A
最終:栗CW 良単走強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、ジャパンカップ勝利から中3週と間隔は詰まるものの、順調に追い切りは消化出来ていますし、引き続き状態は維持出来ているのではないかとみています。ただ、更なる上昇を求めるのは酷なのかなと思っていますし、前回が大目標だったと思っていますので、あともうひと追いも状態キープのための追い切りになるのではないかと予想しています。その最終追い切りですが、動きは良かったと思っていますし、引き続き一連の出来は保てているのではないかとみています。ただ、さすがに上積みというものはなさそうに映っていますし、個人的にはジャパンカップがこの秋最高潮の仕上がりにあったとみていますので、そこからの惰性で挑む今回でどれだけの走りを見せてくれるのか注目です。

エフフォーリア

最終前:6ヶ月 A
最終:美南W 良併せ先着強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、久々の実戦にはなるものの、併用で乗り込み十分ですし、順調に仕上がりの方は進んできているのではないかとみています。まだ良くなるとは思うのですが、少しずつ良い頃の雰囲気に戻りつつあるのかなと思っていますし、最終追い切りであともう1本追えますので、そこでの良化度合いには要注目したいです。その最終追い切りですが、この馬なりに動きは良かったと思いますし、追われる毎にしっかり良化を遂げてきているなと感じました。絶好時の出来と比較するとどうかも、能力を出せない仕上がりではないと思っていますし、前走時と同じくらいの状態で挑めるのかなと思っていますので、昨年勝っている舞台、GⅠを2勝している競馬場でどれだけの走りを披露してくれるのか楽しみです。

ジェラルディーナ

最終前:中5週 A
最終:栗CW 良併せ先着馬也 A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、絶好時との状態比較では一枚落ちる気はしているものの、調子の変動がそこまで大きいタイプではないと思っていますし、今回も引き続き好状態は保てているとみています。上積みはどうかも、良い意味で変わりなくという印象ですし、まだあともうひと追い残されていますので、更に上向いてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、良い動きを披露してくれましたし、引き続き出来は高いレベルにあるのではないかと判断しています。ここ数戦から更にもうひと上昇という感じではないですが、連勝の勢いはなんとか維持出来ていると思っていますし、今回も持てる力は出せるのではないかとみていますので、この大舞台でどれだけのパフォーマンスを披露してくれるのか注目です。

ジャスティンパレス

最終前:2ヶ月 A
最終:栗CW 良併せ同入強め A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で良く乗れていますし、追う毎に少しずつ良化してきているなと感じています。ただ、まだ奥はある馬だと思っていますし、絶好時からは一枚落ちるイメージを持っていますので、あともうひと追いによる上げ幅には注目したいです。その最終追い切りですが、この馬なりに動けたと思っていますし、前回よりもいくらか雰囲気は良さそうに映っています。ただ、まだ奥はある馬だと思っていますし、ピークの状態には達していないのが現状と判断していますので、その中でどれだけの走りが出来るのか注目です。

タイトルホルダー

最終前:2ヶ月半 A
最終:美南W 良併せ同入馬也 A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、凱旋門賞帰り緒戦ということで、状態面はどうなのかなと思っていましたが、特に問題はなさそうですし、むしろ人気有力馬3頭の中では1番良い状態にあるのではないかと思っているくらいです。追われる毎にどんどん良化してきていると思っていますし、2週前追い切り、1週前追い切りと続けて良い動きも披露してくれましたので、あともうひと追いもしっかりまとめてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、余裕を残しながらも良い動きを披露してくれましたし、暮れの大一番に向けてしっかりと態勢を整えてきたなと感じています。絶好調かと言われるとまだどうかと思うところはあるものの、GⅠを2つ制した春先とは同じくらい良い出来にあると判断していますし、人馬の実力も昨年同時期とは異なるでしょうから、前年以上の着順に期待しても良いのではないでしょうか。

ディープボンド

最終前:2ヶ月半 A ◆中間自己ベスト(栗坂)
最終:栗CW 良併せ同入馬也 A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、昨年同様の臨戦過程ということなので、海外帰りという点は特に問題ないのかなと思っていますが、その昨年の方が立て直しは上手くいっていたのではないかと感じています。週を追う毎に良くなってきているとは思うのですが、絶好時からは一枚落ちるイメージを持っていますので、あともうひと追いでどれだけ上向いてくるのか注目したいです。その最終追い切りですが、まだ全体的に奥はありそうに映っているものの、水準級の出来にはあるとみていますし、昨年の立ち回りが出来れば今年もという1頭だと思っています。ただ、昨年の有馬記念は枠も良いところに入っていましたし、和田騎手の好騎乗も光ったレースだったと思っていますので、その当時よりも出来が一枚見劣りしそうな今年はどうでしょうか。

ブレークアップ

最終前:中6週 A
最終:美南W 良併せ同入強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で乗り込みは十分ですし、こなしている追い切り内容も良いものが並んでいるなと思っています。相手関係がどうかという問題はあるものの、良い時との状態比較でも大差はなさそうですし、それでいてまだあともうひと追い残されていますので、最終追い切りで更に良くなってくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、この馬なりに良く動けていると思いますし、前回に引き続き出来は高いレベルにあると判断しています。前回が坂路主体の調整だったのに対し、今回はウッドチップコース主体でやれていますので、この点も良いなと思いますし、能力は出せる状態にあると思っていますので、この大舞台でどれだけの走りができるのか注目です。

ポタジェ

最終前:2ヶ月 A
最終:栗CW 良併せ先着強め A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、絶好時からは一枚落ちる気はしているものの、ウッドチップコースで長めから2週続けてビッシリと追えていますので、これで仕上がりがグンと進んでくれば良いなと思っています。現状だとやや物足りなさが残るというイメージですので、あともうひと追いで少しでも良化を感じ取れれば良いなと思っています。その最終追い切りですが、最後まで意欲的に追えましたし、肝心の動きも悪くはなかったのかなとみています。ただ、絶好時からは一枚落ちるイメージですし、ガラリ一変とまではいかないのかなと思っていますので、現状でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ボッケリーニ

最終前:中3週 B
最終:栗坂良単走強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中3週と間隔は詰まるものの、1週前追い切りではハードに追えましたし、なんとか一連の出来は保てているのではないかとみています。ただ、絶好時からは数枚落ちるイメージですし、現状更なる上昇は期待しづらいのかなという感じですので、あともう追いでどれだけのメニューをこなしてくるのか注目したいです。その最終追い切りですが、坂路で良い動きを披露してくれたと思っていますし、このひと追いでいくらか上向いてきたかなとみています。ただ、そう大きな状態変化は感じられませんし、なんとかここ一連の状態をキープしているというイメージですので、そういった中でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ボルドグフーシュ

最終前:2ヶ月 A+ ◆中間自己ベスト(栗坂/栗CW7F)
最終:栗坂良単走馬也 A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で乗り込みは十分ですし、こなしている追い切り内容の質も高いものが並んでいるなと思っています。ツイートもしたのですが、唯一のA+評価を付けさせていただいたこのボルドグフーシュは、菊花賞が終わった直後から、もし有馬記念に使ってきて、そこでも引き続き具合が良さそうなら、もうワンプッシュもアリかなと考えていましたので、実際にそう感じた今回は予定通り◎追い切り党の軸馬に指名するのもアリなのではないかと感じています。最終追い切りも要注目の1頭です。その最終追い切りですが、先週までにかなりハードにやれていますので、レース当該週は前走時同様軽めの登坂にセーブされています。個人的にはこれでOKだと思っていますし、軽い登坂の中でも良さは見せてくれましたので、非常に良い状態で大一番を迎えられるのではないかと思っています。菊花賞の疲れも感じさせず、これまでのキャリアの中でもトップレベルの状態に仕上がったと思っていますので、楽しみはあって良い穴馬なのではないかとみています。

ラストドラフト

最終前:中6週 B
最終:美南W 良併せ同入強め B→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、いつも通りウッドチップコース主体で良く乗れていますし、1週前追い切りの動きも悪くはなかったのかなとみています。ただ、まだ完調手前という印象ですし、GⅠで勝負するにはもう一つ、二つ良くなってきて欲しいなと感じるのが正直なところですので、最終追い切りによる上げ幅には注目したいです。その最終追い切りですが、そこまで大きく変わってきたという感じはしませんし、引き続き一連の出来を保っているというイメージです。冬場が合うタイプということなので、今回も力は出せるコンディションだと思いますから、現状でどれだけの走りが出来るのか注目です。