阪神大賞典追い切りレポート2023[3/19(日)]【全頭調教評価記載】

中央競馬(重賞)追い切りレポート2023

阪神大賞典追い切りレポート2023[3/19(日)]【全頭調教評価記載】になります。

最終追い切り後の出走予定馬全頭の追い切り考察文を調教評価とあわせてわかりやすく記載していますので、各自の予想にお役立ていただければ幸いでございます。

当記事の信頼性

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ありがたいことに、当追い切りブログの総閲覧数は2,000万PVを突破しました。
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最後に、初めて訪れてくださっている方に対して記事の信頼性を保たせるために、この1本だけリンクを添付させていただきます。
《参考》追い切りを見続けていなかったおそらく獲れていなかった1本です
≫2022年4月2日(土)阪神10R 仲春特別 ◎4.エーティーメジャー 1着 172.6倍(13番人気)

※F評価は間隔が詰まっていて時計を出せていない馬、調整が軽くて評価出来なかった馬に仮で付けている評価ですので、低い評価というわけではないということをご理解頂ければと思います。その場合は最終追い切りと前走時の調整過程を加味した上で評価します。

1 阪神大賞典追い切りレポート2023[3/19(日)]【全頭調教評価記載】
2 各追い切りピック4
3 調子指数
4 その他今週末行われる重賞レースの追い切りレポート
5 今週末行われるレースの追い切り党の軸馬

阪神大賞典追い切りレポート2023[3/19(日)]【全頭調教評価記載】

アイアンバローズ

最終前:2ヶ月 A+
最終:栗CW 良単走馬也 A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、いつも通り併用で良く乗れていますし、1週前追い切りの動きも良かったと思っています。個人的には既にここ数戦の中で1番の気配を感じ取れていますし、それでいてまだあともうひと追い残されていますので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、1週前追い切りでしっかりとやりましたので、レース当該週は終い重点の内容にセーブされています。馬は非常にリラックスして走れていましたし、課題の力みも最終追い切りではそこまで気になりませんでしたので、長距離レースを使うにあたって、良い兆候と言えるのではないでしょうか。昨年はディープボンドとシルヴァーソニックというステイヤーに挟まれての2着でしたし、相性の良い舞台設定というのは間違いないと思いますので、昨年と同じくらいのパフォーマンスには期待して良いのではないでしょうか。あとは明け4歳世代との能力差だけかなというイメージです。

アケルナルスター

最終前:中5週 A ◆中間自己ベスト(美坂)
最終:美坂良併せ遅れ一杯 A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、坂路主体で本数は積めているものの、登坂内容自体は特に目立ってきません。まだ良化の余地は残されている段階にあるとみていますし、個人的にはこの馬のもっと良い時を知っているつもりですので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、坂路でこの馬なりに動けてはいると思いますし、出来は前回よりも一段階上向いてきていると思っています。ただ、絶好時の出来からは一枚落ちると思っていますし、個人的にはまだ上の状態を望めると判断していますので、そう感じる中でどれだけの走りが出来るのか注目です。

アフリカンゴールド

最終前:中4週 A
最終:栗CW 良併せ同入一杯 A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、いつも通りウッドチップコース主体で良く乗れていますし、一連の出来は保てているのではないかと感じます。ただ、絶好時の出来からは一枚落ちるイメージですし、個人的にはまだ良くなる余地が残されている段階にあるとみていますので、あともうひと追いによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、最後まで目一杯に追われまして、まずまずの出来には持ってこれたのではないかという印象です。ただ、まだ奥はあると思っていますし、現状良化途上の段階にあるという見立てですので、そう感じる中でどれだけの走りが出来るのか注目です。

サンレイポケット

最終前:2ヶ月 A+
最終:栗坂良単走強め A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、いつも通り併用で良く乗れていますし、ここ数戦の中では1番の好気配を感じ取れています。1週前追い切りの動きも良く、個人的には復調してきたと判断していますので、あともうひと追いで更なる良化を遂げてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、坂路でこの馬なりに良く動いてきたと思いますし、見た目もそれなりに評価出来るものだったのではないかとみています。ただ、ピークの出来にあるかと言われると少々疑問ですし、個人的にはもう一つ良くなってきても良いのではないかとみていますので、そう感じる中でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ジャスティンパレス

最終前:2ヶ月半 A+
最終:栗CW 良併せ同入強め A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、いつも通り併用で良く乗れていますし、こなしている追い切り内容の質も高いものが並んでいるなという印象を受けています。最終追い切り前の段階でもあらかた仕上がっているとは思うのですが、1週前追い切りでしっかりと追われたことにより、更に調子が上向いてくる可能性もあるのかなと思っていますので、最終追い切りによる状態面の上げ幅には注目したいです。その最終追い切りですが、ルメール騎手を背に良い動きを披露してくれましたし、中身のある最終リハーサルになったのではないでしょうか。先週のスルーセブンシーズのような形に似ていて、久々なだけでテン乗りではなく、レースも経験済みですので、2戦2勝の心強いパートナーに舞い戻ったという認識で良さそうです。ここメイチという感じではなさそうですが、持てる力は出せるとみていますので、現状でどれだけの走りが出来るのか注目です。

シロニイ

最終前:中2週 F
最終:栗坂良併せ同入強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中2週と間隔は詰まるものの、坂路で意欲的に時計を出せているという点は良いなと思っています。個人的には現状でも前回と同じくらいの気配を感じていますので、最終追い切りで更に上向いてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、坂路でこの馬なりに動けてはいるものの、登坂内容自体は凄く良いというわけではありませんし、ピークの出来にはないと判断しています。個人的にはこの馬のもっと良い時を知っているつもりですし、そことの状態比較だと一枚落ちるイメージですので、現状でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ゼーゲン

最終前:中2週 F
最終:美南W 良併せ同入強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中2週と間隔は詰まるものの、坂路で意欲的に時計を出せているという点は良いなと思っています。個人的には現状でも前回と同じくらいの気配を感じていますので、最終追い切りで更に上向いてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、この馬なりに動けているとは思いますし、前回から更に出来は良くなってきたような気もしています。ただ、絶好調かと言われると疑問ですし、個人的にはまだ上向く余地が残されていると思っていますので、現状でどれだけの走りが出来るのか注目です。

ディープボンド

最終前:2ヶ月半 A ◆中間自己ベスト(栗坂)
最終:栗CW 良単走強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で意欲的に乗り込まれていますし、こなしている追い切り内容も悪くはありません。ただ、まだ良化の余地は残されている段階にあるとみていますし、絶好時の出来からは一枚落ちるイメージですので、最終追い切りによる状態面の上げ幅には注目したいです。その最終追い切りですが、動き自体は悪くないものの、まだ休み明け感が抜け切れていない印象ですし、同一重賞3連覇には特に目がないような気はしています。それよりも、この馬にはGlのタイトルを獲らせてあげたいでしょうし、仕上げ過ぎた過去2年の反省も活かしつつの調整過程だと思いますので、本番に向けて余裕は残していると思っています。

ノーチカルチャート

最終前:中2週 F
最終:名古屋稍重単走強め B↓
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中2週と間隔が詰まるため、この中間は軽めの調整程度です。したがって、最終追い切りに重点を置いて評価していきたいです。その最終追い切りですが、名古屋競馬場の本馬場での最終調整となりまして、終いまで抜かりなく攻めることが出来ているようです。ただ、そう大きな状態変化は感じ取れませんし、強調材料にも欠けるイメージですので、現状でどれだけ走れるのか注目です。

ブレークアップ

最終前:2ヶ月半 A
最終:栗坂良併せ同入強め A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、栗東の吉岡厩舎に転厩後、今回が初の実戦ということになりますので、流石にまだ手探りの状態だとは思うのですが、併用で乗り込みは十分ですし、週を追う毎に少しずつ出来てきているのではないかとみています。ただ、まだ本調子にはないと思っていますので、あともうひと追いでどれだけ上向いてくるのか注目したいです。その最終追い切りですが、坂路でこの馬なりに動けていたとは思いますし、やり過ぎず、やらなさ過ぎずの程良い登坂内容だったのではないでしょうか。転厩初戦とすれば十分な出来にあるとみていますし、これまでも比較的長めの距離を中心に使われてきた馬ですので、善戦は可能な局面にあるとみています。

ボルドグフーシュ

最終前:2ヶ月半 A
最終:栗坂良単走強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、状態面の良さから、神戸新聞杯、菊花賞、有馬記念と、3連続で◎追い切り党の軸馬に推させていただいたのですが、今回で上昇、上昇、上昇の流れ、トレンドが途切れたと思っていますし、人気の推移を考えても、ここは一旦身を引くべき局面なのではないかと判断しています。ここまでの追い切り過程を眺めて見ても、まだ仕上がり途上の段階のあるというイメージですし、個人的にはこの馬のもっと良い時を知っているつもりですので、あともうひと追いでどれだけ良くなってくるのか注目したいです。その最終追い切りですが、今週も川田騎手を背に、いつも通り坂路での最終リハーサルが行われまして、動き自体はこの馬なりに良かったのではないかと思っています。ただ、まだ完調手前の段階にあるというイメージですし、今回はテン乗りということもありますから、本番に向けて、乗り手が試したり、確かめたりするレースになると思っていますので、前哨戦という意図がより強くなるのではないかと判断しています。昨年の実績から、Glを意識すべき馬へと変貌しましたし、これまでのトライアルレースとは立場が違いますから、現状でどれだけのパフォーマンスを披露してくれるのか注目です。

メイショウテンゲン

最終前:中3週 B
最終:栗CW 良併せ先着強め A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中3週と間隔は詰まるものの、ウッドチップコースで意欲的に追えているという点は良いなと思っています。ただ、トーンは上がらずですし、まだまだ良くなる余地は残されている段階にあると思っていますので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、最後まで抜かりなくハードに追えたものの、特に変わってきたという様子はありません。まだトーンは上がらずですし、個人的には良化途上の段階にあると思っていますので、現状でどれだけ走れるのか注目です。

メロディーレーン

最終前:3ヶ月 A
最終:栗坂良併せ遅れ一杯 A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、攻め馬ではあまり良く見せないタイプですので、併用でこれだけ乗れていれば良いのかなと思っています。ただ、絶好時の出来からは一枚落ちるイメージですし、もう一つ良くなってきても良いのではないかとみていますので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、追い切りは元々地味なタイプですので、これくらいの登坂内容でもなんとも思いません。絶好時の出来からは一枚落ちるイメージですが、前回と同じくらいの気配は感じ取れていますので、得意の長丁場なら見せ場を作ることは可能なのかなとみています。

ユーキャンスマイル

最終前:3ヶ月 B
最終:栗坂良併せ先着強め B→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、追い切り内容自体は特に目立たないものの、この厩舎らしく本数はしっかり積めていますので、調整自体は順調に進んでいると思っています。ただ、絶好時の出来からは数枚落ちると思っていますし、年齢的な衰えも多少は影響しているのではないかとみていますので、あともうひと追いでどれだけの内容をこなしてきてくれるのか注目したいです。その最終追い切りですが、最後まで坂路でハードに追われたものの、特に大きく変わってきたという様子はありません。そこには年齢的なものもあるのかもしれませんし、個人的にはこの馬のもっと良い時を知っているつもりですので、そう感じている中で今回どれだけの走りが出来るのか注目です。