当記事では秋華賞2021出走予定馬の全頭追い切り考察をしていきたいと思っています。
最終追い切り含む中間全体の内容を過去と比較したりして独自の視点で考察をしていますので、追い切りは重要だと感じられている方、追い切りに少しでも興味があるという方にはオススメの記事となっています。
毎回良いものをご提供出来るとは限りませんが、少しでも楽しんで頂けるよう努めていますので、もし良ければ参考にしてみて下さい。
よろしくお願い致します。
【秋華賞 2021】追い切り党の軸馬はこちらから
また、Twitterでは最新情報(ツイートコンテンツやブログの更新等)をいち早くお届けしていますので、もし当ブログの内容を少しでも気に入って頂けましたら併せてフォローの方もお願い致します。
※F評価は間隔が詰まっていて時計を出せていない馬、調整が軽くて評価出来なかった馬に仮で付けている評価ですので、低い評価というわけではないということをご理解頂ければと思います。その場合は最終追い切りと前走時の調整過程を加味した上で評価します。
最終追い切り後の追い切り考察
- アールドヴィーヴル
- 最終前:中3週 B
最終:栗坂 良 単走 強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中3週と間隔は詰まりますので、坂路で軽めの調整です。動きは悪くありませんが、他のローズステークス組の馬はもう少し負荷を掛けた内容をこなせていますので、この点は横比較で少し気になる点かなと思います。ただ、あともうひと追いありますので、前走以上に動けてくるようであれば楽しみです。その最終追い切りですが、前走もそれなりの出来にあったという認識ですので、大きく変わってきたという印象はありませんが、引き続き出来はキープ出来ていると感じています。ただ、個人的にはもっと良くなってきて良い馬だと思っていますし、絶好時との比較では見劣るのが現状かなと思っていますので、ポテンシャルは感じつつも現状でどれだけ走れるのかという点に注目したいです。
- アカイトリノムスメ
- 最終前:5ヶ月 A
最終:美南W 稍重 併せ同入 馬也 A↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で良く乗り込まれていますし、ここに向けて順調に仕上がりは進んでいるという印象です。ただ、1週前追い切りの動きからはまだ少し良化の余地を残しているように感じましたし、S評価を付けさせて頂いたクイーンカップ時との比較ではまだ見劣る印象です。あともうひと追い残されていますので、ピーク時と遜色ない動きを見せてくれるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、先週よりも動きは良くなったと感じていますし、休み明けでも態勢は整っているのではないかとみています。ただ、絶好時との比較ではまだ見劣りすると思っていますので、好仕上がりだとは思いつつもこの点は1つ頭に入れておきたいかなと思っています。
- アナザーリリック
- 最終前:2ヶ月半 A
最終:美南W 稍重 併せ同入 強め B→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、攻め動くタイプらしく良い内容を積めていますし、ここに向けて出来は良好とみています。ただ、前回から大きく上向いてきたという様子はありませんので、あともうひと追いで更に良くなってくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、前走もかなり仕上がっていたと感じるだけに、ここに向けて大きく上向いてきたという印象はありませんが、引き続き出来は保てているという認識です。ただ、若干の出来落ちという可能性も考えられるかなとは思っていますので、この出来でどれだけ走れるのか注目したいです。
- アンドヴァラナウト
- 最終前:中3週 A
最終:栗坂 良 単走 馬也 A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中3週と間隔は詰まるものの、坂路で動くタイプらしく良い内容を積めていますし、引き続き状態は良好とみています。前走がピーク感もありますが、1週前追い切りは迫力ある動きでしたし、あともうひと追いで更に上向いてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、前走もかなり仕上がっていたと思いますので、大幅な良化は感じていませんが、引き続き前走時の出来は保てているというイメージです。元々陣営が良くなるのは先だと判断していた馬ですから、本当に良くなるのは先なんだろうなとは思いつつも、上手にエスコート出来れば重賞でも難なく走れてしまう好素材というのは証明済ですので、今回もノリに乗っている鞍上の手腕次第では楽しみがあって良い1頭かなとみています。
- エイシンヒテン
- 最終前:中3週 A+
最終:栗CW 良 単走 馬也 A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、中3週と間隔は詰まるものの、併用で良い内容をこなせていますし、ここに向けて上昇気配も感じます。このメンバーに入っても調子の上げ幅は上位だと思っていますし、1週前追い切りの素晴らしいひと追いで更に上向いてくる可能性もあるとみていますので、最終追い切りまで要注目の存在です。その最終追い切りですが、1週前追い切りでハードな内容をこなしていますので、最終追い切りは軽めのメニューとなっています。ただ、これはいつものこの馬の仕上げパターンですし、何も気にすることはないかなと思っています。むしろ使われつつ出来は上向きと判断していますし、マイペースで逃してもらえれば今回も楽しみがあって良い存在かなとも思っていますので、枠の並びや展開次第では前走のような波乱を再度G1の舞台で演出しても不思議はない1頭かなとみています。
- エンスージアズム ※抽選対象3/4 突破
- 最終前:中3週 B
最終:栗CW 良 単走 強め B→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、攻めはかなり動けるタイプという認識ですので、その点を踏まえるといくらか物足りない攻め内容が並んでいるという印象です。個人的にはまだ良くなってきて良い段階にあると思っていますし、現時点の仕上がりだとやや物足りなく感じてしまいますので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、攻めは動けるタイプという認識ですので、この内容だといくらか物足りなく感じてしまします。個人的にはまだ良くなってきて良い段階にあるとみていますし、好調時との比較でも見劣りしますので、その中でどれだけの走りが出来るのか注目したいです。
- クールキャット
- 最終前:中3週 A
最終:美南W 稍重 併せ先着 馬也 A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で良く乗れていますし、攻め動くタイプらしく良い内容も積めています。ただ、前走時もかなり良く動けていましたので、今回に向けて大きく変わってきたという感じはしません。あともうひと追いありますので、更に上向いてくるようなら注目したいです。その最終追い切りですが、攻め動くタイプらしく良い内容を積んできましたし、引き続き好調はキープ出来ているか、それ以上という印象です。和田騎手が追い切り騎乗のため美浦へ駆け付けているという点も史上初のことで好感が持てますし、ジョッキーを乗せて馬にも気合が入ってきたように映っていますから、前走とは中身が異なると感じる今回は見直しても良い局面なのではないでしょうか。追い切りでマークしている時計的にはそこまで変化はありませんが、個人的には今回の方が動きに躍動感があって良いと思っています。
- サルファーコスモス ※抽選対象3/4 突破
- 最終前:中3週 B
最終:栗CW 良 単走 強め B→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用で乗り込まれ、攻め動くタイプらしくまずまずの内容を消化出来ています。ただ、絶好時との比較では一枚落ちかなという印象もありますので、最終追い切りでどれだけ上向いてくるのか注目したいです。その最終追い切りですが、攻めはもっと動ける馬という認識がありますので、この内容だといくらか物足りないかなとは思っています。本番でも騎乗予定の川田騎手を乗せてきていますので、もっと楽に動いて欲しかったというのが本音ですし、もっと動けて良い馬ですので、まだ本調子にはないのかなとは思っています。
- ステラリア ※抽選対象3/4 突破
- 最終前:5ヶ月 A+
最終:栗CW 良 併せ同入 強め A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、デビュー前から攻めはかなり動けていたものの、今回こなしている攻め内容も凄く良く、ここに向けて好仕上がりにあるとみています。格上の古馬相手にも屈することなく動けていますし、1週前追い切りを終えた段階であらかた態勢は整ったかなというイメージですので、あともうひと追いの仕上げで更に良化を感じられるようなら楽しみです。現時点でも好仕上がりにはあると言いつつも、まだ絶好調ではないと思っていますので、最終追い切りでの上げ幅には要注目です。その最終追い切りですが、攻め動くタイプとはいえ良い内容を最後までこなしてきましたし、ここに向けて好仕上がりにあると言って良さそうです。この舞台でも勝ち鞍がありますし、ポテンシャルは一級品だと思っていますので、攻めの良さと実戦での走りが噛み合えば一発も警戒しておくべき1頭かなと思っています。
- スライリー
- 最終前:中4週 A
最終:美南W 稍重 単走 馬也 B→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、攻め動くタイプらしく良い内容をこなせていますし、ここに向けて順調に仕上がりは進んでいるという印象です。ただ、個人的にはまだ奥があって良い馬だと思っていますし、良化途上の段階にあるとみていますので、1週前追い切りで強めに追われた効果が少しでも最終追い切りで見られればと思っています。その最終追い切りですが、攻めは良く動きますので、その点を考慮するといくらか攻め控えられているという印象です。個人的には前走の方が仕上がっていたかなとも思いますし、今回は絶好時との比較だと見劣りしますので、その中でどういった競馬が出来るのか注目したいです。
- スルーセブンシーズ
- 最終前:中4週 A+
最終:美南W 稍重 単走 馬也 A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、攻め動くタイプではあるものの、今回も前回に引き続き良く動けていますし、上昇気配も感じています。休み明けの前走よりも具合は良いと思っていますし、全体的に上積みもあるとみていますので、最終追い切りで更に良く見せてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、先週しっかりやりましたので、レース当該週は制御に重きを置いた軽めの調整に。それでも動きは良く映りましたし、前走からの上積みもあると感じますので、上手く立ち回れれば上位進出のチャンスはあるとみています。ただ、走法から本来は内をロスなく立ち回ってという器用な競馬をするタイプではないかなと思っていますし、それでいて前走は模範のような騎乗でかなり上手く運べましたから、前走以上の好騎乗を求めるのは酷かなと思っています。好走するとすればまた前走とは異なる形で。
- ソダシ
- 最終前:2ヶ月 A ◆中間自己ベスト(栗坂②)
最終:栗坂 良 併せ先着 馬也 A+→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、攻めは毎度良く動いてきますし、本数もしっかりこなしてくるタイプです。絶好時との比較ではどうかも、前回の出来はしっかりと保てているか、それ以上の仕上がりにはあるとみていますので、最終追い切りで更に上向いてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、いつも通り最終追い切り前までに十分過ぎるほど乗っていますので、レース当該週は息を整える程度の内容に。とはいえ、軽めでも動きの迫力は感じさせましたし、動きの躍動感、反応面も特に問題ありませんから、G1への仕上げとすれば十分かなと思います。ここまで速い時計も出せていますし、本数もしっかりやっていますので、力は出せる態勢にあるのではないでしょうか。
- タガノパッション ※抽選対象3/4 落選
- 最終前:中3週 A+ ◆中間自己ベスト(栗CW6F)
最終:栗CW 良 単走 強め A+↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、併用でしっかりと乗り込まれていますし、攻め動くタイプらしく良い内容も積めています。1週前追い切りも反応良く見せましたし、1度休み明けを叩いた効果も見込めそうですから、最終追い切りで更に上向いてくるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、この馬がハイパフォーマンスを見せたスイートピーステークス時と同様最終追い切りはウッドチップコースでの4F追い締め。この点は1つ強調しておきたいですし、動き自体も良かったのではないでしょうか。オークスでも4着と走っているように、3歳牝馬同士であれば差はありませんし、前走はしっかりと進路を確保出来ずの不完全燃焼ですから、巻き返す余地は大いにあるのが今回かなとみています。
- ファインルージュ
- 最終前:中4週 A+
最終:美南W 稍重 併せ同入 強め A→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、前回もあらかた仕上がっていたという認識ですので、そう大きく変わってきたというイメージはありませんが、今回も引き続き良い状態をキープ出来ていると思っています。併用で質の高い内容をこなせているという点も良いですし、1週前追い切りを終えて更に良くなってくる可能性もあるとみていますので、最後のひと追いまで目が離せない1頭かなと思っています。その最終追い切りですが、前走からそう大きく変わってきたという印象はないものの、出来は高いレベルで安定していると思っていますし、ここでもある程度勝負になって良い出来にあるとみています。最終追い切りは現在左回りで行われているのですが、右回りで行われた前回の最終追い切りよりも若干反応面が見劣ったように映ったので、この点が状態面の変化なのか、回りの変化なのかは定かではないものの読者の方には一応共有しておきます。それと桜花賞からパートナーを組んできた福永騎手がこのタイミングでアンドヴァラナウトの方を選択したという点は、ここ最近ずっと乗れているという点からも頭に入れておくべきことかなと思います。
- ホウオウイクセル
- 最終前:中4週 A
最終:美坂 稍重 併せ同入 馬也 A+→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、一夏越してしっかり動けるようになってきたという印象ですし、今回もこの馬なりに動けているという認識です。1週前追い切りの動きも良かったですし、このひと追いで更に良くなってきそうな雰囲気もありましたので、最終追い切りによる良化度合いには注目したいです。その最終追い切りですが、グンと変わってきたという印象はないものの、動きは軽やかに映りますし、引き続き好調は維持出来ていると思っています。前走は大きく出遅れて競馬になりませんでしたし、それでも終いは上がり最速の脚で差し込んできましたので、ゲートさえ出れば見直しても良い1頭なのではないでしょうか。
- ミスフィガロ
- 最終前:中4週 A+
最終:栗P 良 単走 馬也 B↑
最終追い切り前の内容から見ていきますと、いつも通りポリトラックコースではあるものの、質の高い内容を消化してきましたし、動きにも迫力がありました。これなら前回以上の仕上がりと言っても良さそうですし、まだ良くなる可能性も秘めていると思いますから、最終追い切りによる良化度合いにも注目したいです。その最終追い切りですが、馬体重を気にしてか、かなり抑えた最終調整に。先週しっかりやっているとはいえ、比較的負荷がの軽いポリトラックコースでの追い切りでしたから、G1ということもあるのでもう少ししっかりやってきて欲しかったというのが正直な感想です。それでも1週前追い切りは好内容だったと思っていますし、終いは良いものがありますので、見せ場を作ることは今回も可能かなとみています。
- ユーバーレーベン
- 最終前:5ヶ月 A
最終:美南W 稍重 併せ先着 強め A+→
最終追い切り前の内容から見ていきますと、直行ということですので、本番に向けてしっかりと馬は作られていると思いますし、1週前追い切りの動きもまずまず良く映りました。使いながら良くなるタイプかなとは思うものの、それなりの出来では挑めると思いますし、最終追い切りで更に上向いた姿を披露してくれるようなら楽しみです。その最終追い切りですが、先週よりは良くなってきたと思いますし、ひと追いごとに良化を感じ取れる点は良いです。ただ、絶好時との比較では一枚落ちかなとも思いますし、まだ良くなる余地は残していると思いますので、その中で今回どういった走りが出来るのか注目したいです。
各追い切りピック4
⑴最終追い切り前ピック4
☑︎エイシンヒテン
☑︎ステラリア
☑︎スルーセブンシーズ
☑︎ミスフィガロ
⑵最終追い切りピック4
☑︎エイシンヒテン
☑︎︎クールキャット
☑︎ソダシ
☑︎ユーバーレーベン
⑶最終追い切り後ピック4
☑︎エイシンヒテン
☑︎︎クールキャット
☑︎ステラリア
☑︎スルーセブンシーズ
調子指数
【秋華賞 2021】追い切り党の軸馬はこちらから
また、Twitterでは最新情報(ツイートコンテンツやブログの更新等)をいち早くお届けしていますので、もし当ブログの内容を少しでも気に入って頂けましたら併せてフォローの方もお願い致します。